お庭の木、自分で切っていますか？

お庭の木、自分で切っていますか？
?自分でできる剪定、むずかしい剪定のおはなし~

松やツゲのお庭はだいたい「庭師」とよばれる職人さんがきれいに刈り込んで美しい
『ザ・日本庭園』といった感じですよね。そういったお庭とは印象の異なる、自然な樹形を活かしたナチュラルなお庭もまた素敵です。一見すると、後者のお庭の方が手入れが簡単に見えます。確かにきまった形の刈り込みはちょっと放っておくとだらしのない姿になってしまうので、年に何度か刈り込み剪定を行う必要がありますが、一度形を整えてしまえば技術的にはそれほど難しいものではありません。伸びたところを切り戻せばよいのです。
逆に自然な樹形を活かしながらも大きくなりすぎないように剪定する方が難しいのです。枯れた枝はもちろんですが、不自然な枝（内向き、逆行している、など）は他の枝の成長を妨げるのでこういった枝を切ります。枝の成長が著しい暑い時期以外に剪定します。
失敗しやすいのは、こまめに手入れをせず、長い間に伸びてしまった太い枝をばっさり切ることです。これは木がダメージに耐えきれずに枯れてしまう、という悲劇がおきかねません。大きく乱れ、形をどうにかしたい木は、経験豊かなお庭屋さんにまかせた方が安心です。大切なお庭の木を整え、さらに普段のメンテナンスの方法もアドバイスしてくれるでしょう。

不自然な枝たち（不定枝　といいます）

徒長枝（特に勢いよくのびる枝）
立ち枝（垂直にのびる枝）
下り枝（地面に向かってのびる枝）
車枝（一か所から何本もでている枝。1-2本だけ残す）
逆枝（樹形の内側に向かって不自然にのびる枝）
太枝（樹形づくりに必要ない位置で太くなっている枝）
平行枝（樹形をつくる必要な枝と平行に出ている枝）
ひこばえ（地際から勢いよくのびる枝）

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