エクステリアガーデン　紙ブログ　vol.10
お庭のプライバシーを大切に　?視線をコントロールするおはなし~

朝晩はかなり涼しく感じるようになりましたね。秋がきていますね。
秋になると、さわやかな陽気にさそわれてお出かけしたくなりますね。そして、お庭にも出たくなります。お庭でお月見やお茶、読書なんていう身も心も豊かになる時間を過ごしたいものです。そこで、お庭に出ている時間もちゃんとプライバシーが守れるように、お庭の木を工夫してみましょう。といっても、プライバシーを守るのなら塀をつくれば簡単なことですが、配植を工夫することで、樹木でも人工物の塀と同じくらいの効果を得ることができます。
代表的なものは生垣です。同じ高さの木を等間隔に植えてあるお家をよく見かけますよね。道路からの視線を遮るためには1.5-2.5ｍくらいの高さの緑の壁をつくるとよいでしょう。通常の住宅は、1階部分の床は道路から40センチ-50センチ高いところにあるので、差し引き2メートルくらいの木を50?くらいの間隔で数本植えるという方法です。常緑の広葉樹（カナメモチなど）や針葉樹（カイヅカイブキなど）がよく使われています。そのほか、落葉樹のニシキギやドウダンツツジは、紅葉も美しいのでおすすめです。生垣はブロック塀にくらべて、安全性、防炎性も高いので、区や市などの自治体では推奨金制度を設けているところもありますので、ご検討されているようでしたら役所などに問い合わせてみるとよいでしょう。
建物のどの面も生垣、というのは少し窮屈な印象があります。そこで、大きめの花が咲く樹木を使うという方法もご紹介します。高さがなくても、アジサイやクチナシなどの樹木を植えると、花に視線を奪われるので、その後ろの景色は案外目に入りにくいものです。そのほか枕木を数本立てる、というのもフェンスより自然な目隠しになります。
お庭でくつろぐには腰掛けるスペースがあるといいですね。椅子を置くか、石やレンガなどで腰掛けるところを設けるとこちら側の目線が下がり、より効果的です。
そろそろ虫の声も聞こえるようになるでしょう。秋の夜長を愉しめるのももうすぐです。



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